3F-2
詳細な学習履歴を活用した学習者行動の分析
○中澤 真(会津大短大),小泉大城(サイバー大),後藤正幸,平澤茂一(早大)
ICTの進歩とともに,学習者は教材の閲覧からテスト,ノートテイキング,コミュニケーションに至るまですべての学習活動をe-learningのシステム上で行えるようになりつつある.これは学習者の活動履歴も取得しやすくなることを意味し,結果として,これらの情報を用いた学習者の進捗に応じた個別学習支援や,問題のある学生を自動抽出して教員へフィードバックする授業支援機能などの実現が期待されている.しかし,単純なアクセス回数やファイルの閲覧回数だけでは学習者の状態を正確に同定することは難しい.そこで本稿では,講義資料のページ単位の閲覧や練習問題の取り組み状況などの詳細な学習履歴を活用し,学習者の行動特性を分析し,これを明らかにする.

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について