3D-5
M2Mシステムにおけるイベント駆動に基づく効率的データ収集方式
○薛  浩,北上眞二(早大),宮西洋太郎(アイエスイーエム),浦野義頼,白鳥則郎(早大)
機器の接続数が多い大規模M2M (Machine-to-Machine)システムでは,
データ収集と蓄積のためのコストが問題となる.本稿では,この問
題を解決するためのイベント駆動データ収集方式を提案する.本提
案方式は,M2Mゲートウェイにおいて,データの集約計算と集約デー
タのM2Mサーバへの送信を行いつつ,集約期間の詳細データを一時的
に保持する.詳細データの変化があらかじめ設定した条件と合致した
場合は,一時蓄積した詳細データをM2Mサーバに送信する.これにより,
平常時はデータ容量を削減すると共に,異常発生時の詳細データを
M2Mサーバに収集し詳細分析を行うことができる.また,データ収集の
ための条件を変えることによって,アプリケーション毎に異なるデー
タ収集を実現することができる.

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