3A-5
制御機器向けLinuxにおける起動時間短縮手法の一検討
○堀井圭祐,攝津 敦,落合真一(三菱)
 近年、制御機器の高機能化に伴い多くの機能をサポートする高機能
OSであるLinuxの適用が拡大している。しかしLinuxは高機能ゆえに
起動時に実行する処理が多く起動時間が遅いため、制御機器に適用す
る場合には起動時間を短縮する必要がある。従来はH/W性能やシステ
ム要求に応じて、個々にカスタマイズすることが一般的であったが、
複数の制御機器に適用する場合には開発量の増大が課題である。
 事前調査として、複数のH/Wを用いて起動時間を測定したところ、
共通してinitプロセスに時間を要することを特定した。そこで本発表
では、initプロセスに対し同様の改善処理を行うことで、開発量を抑
えつつ各H/Wの起動時間を短縮する手法について検討する。

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