2ZE-6
猿出現予測の為の山間部植生情報の利用
○照井一暉,杉浦彰彦(静岡大)
猿の出現を予測するシステムの精度向上のために山間部の植生情報を利用する.
サルの主食は堅果類であることに加えてブナの豊凶作情報が
民家への出現数に影響を与えることがわかった.
そこで山間部の食物の豊凶作を重視することで獣害被害の増減を予測する.
実際に研究対象地で豊作年と凶作年の2013年の9月から10月において,
害獣の出現数比較を行ったところ,その出現数の差は約200回となった.
この原理を利用して出現・非出現と外的要因のパラメータに加えて,
ブナの豊凶作情報を付加することで猿の出現の精度を高めることを目指す.

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