2ZD-6
Westfall-Young法を用いた遺伝子機能解析の感度改善
○金 韓永,瀬々 潤,寺田愛花(東工大)
ゲノムワイドな遺伝子解析が広く行われるようになり、着目した遺伝子群がどのような細胞機能に関連しているかを知る手法が必要となっている。頻繁に利用される手法の一つとして、その遺伝子群に関連した機能を統計的検定を用いて列挙する方法がある。ところが、この解析の結果、有意に関連した機能が見つからないことが多く、問題となっている。本発表では、この一つも有意にならない原因は多重検定補正で用いられるBonferroni補正が機能解析には保守的すぎることを示し、Westfall-Young法を用いて多重検定補正を行う方法を提案する。マラリア原虫の遺伝子オントロジーを用いて実験したところ、Bonferroni補正に比べ、有意水準を10倍大きくすることができた.

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