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NIRSによる安静時前頭前野脳活動の左右差とSTAI相関性:統計的検定
○渕田悠子,市川和俊,福田行克,松本 隆(早大),竹村尚大,酒谷 薫(日大)
近年、統合失調症や鬱病等のストレスが原因の精神疾患患者が増加している。臨床現場ではアンケート形式の問診が主流であり、医師の経験や回答者の主観に依存しがちであることから、ストレスの客観的評価の必要性が高まっている。我々の研究グループでは以前、若年者・高齢者に対し近赤外分光法計測による安静時脳活動の左右差とストレス評価指標STAIの状態不安に相関があることを示したが、データ数が少ないという問題があった。そこで本稿ではブートストラップ法を用いて検定を行った。被験者の年齢による相関の違いも考察した。また、脳活動左右差のストレス指標としての臨床応用への可能性を示した。

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