2ZC-9
カメラレスポンス関数未知の光源分布推定
○大田秀弥,岡部孝弘(九工大)
画像からシーンの光源分布を推定する技術は,インバースライティ
ングと呼ばれ,AR・MRなどにおいて光学的整合性を実現するために
重要である.物体表面の放射輝度と画素値の関係はカメラレスポン
ス関数により記述され,従来手法では線形のカメラレスポンス関数
を仮定していた.しかしながら,一般に,民生用カメラは非線形の
レスポンス関数を持つため,従来手法を用いるには,レスポンス関
数を事前に校正する必要がある.本稿では,未知で非線形のレスポ
ンス関数を持つカメラで撮影された単一の画像から光源分布を推定
する手法を提案する.提案手法では,レスポンス関数の線形結合表
現を用いて,光源分布とレスポンス関数を同時に推定する.

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