2ZC-5
クラスタ主成分分析による符号付き球面距離関数の圧縮
○川口貴大,岩崎 慶(和歌山大)
近年,コンピュータグラフィックスの分野では,
イメージベースライティング(IBL)を用いた照明計算手法が数多く提案されている.
IBLによる照明計算は,高品質な画像が生成できる一方,
処理が高コストという欠点がある.
この問題を解決するために,WangらはIBLを考慮した物体表面の放射輝度を高速に計算する手法
として符号付球面距離関数(Spherical Signed Distance Function,以下SSDFと略す)を提案した.
Wangらは各頂点でSSDFを計算し,主成分分析により圧縮をしているが,
この手法では頂点数の多いオブジェクトを扱うことが難しい.
そこで,本研究では物体表面の頂点をクラスタリングし,
クラスタ主成分分析を用いて符号付き球面距離関数を圧縮する手法を提案する.

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