2ZC-3
実測に基づく反射関数による半透明物体のリアルタイムレンダリング
○岡本 翠,安達翔平,宇梶弘晃,岡見和樹,森島繁生(早大)
映画やゲームなどに代表される様々なCGコンテンツの品質を向上させるためには,リアルな半透明物体の表現が必要不可欠である.しかし,厳密な半透明物体の描画を行うためには表面下散乱の影響を考慮する必要があり,非常に高い計算コストがかかる.
本手法では,曲率と光の透過度合の関係性に基づく高速な半透明物体の描画方法を提案する.実際に様々な曲率の半透明球に光を照射し,球の法線と光源方向の成す角に対する輝度値の変化を測定することにより,半透明物体における曲率と光の透過度合を関連付ける.実測したデータを用いることによって,高品質かつ高速な半透明物体の描画を可能とする.

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