2ZC-1
頭髪状物体を対象とするアンチエイリアシング処理されたリアルタイムシャドウイング
○池田泰成,藤代一成(慶大),松岡 徹(デジタル・フロンティア)
三次元物体は,陰影の描画により立体感を増して表現することができる.
しかし,頭髪や動物の体毛に代表されるような,細く半透明な物体の集合に
リアルタイムに陰影付けを施す際には,自身に落とす影や,細さの影響で
遮蔽されることなく集合を通過する光が発生させるエイリアシングが
問題となる.既存研究では,自身に落とす影は光源から一定距離ごとに
光の遮蔽率を記録することで表現している.アンチエイリアシングは
明るさの計算後に近傍値からの補間で計算をしているが,
この手法ではエイリアシングを完全に除去することはできない.
本稿では,物体の太さと透明度の調整を行い,
ぼかしを使用することなくアンチエイリアシング処理する手法を提案する.

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