2Z-1
メール送信者認証技術における検証機能の改善について
○増渕 篤,土井 洋(情報セキュリティ大)
なりすましメールや迷惑メールなどによる被害は未だ続いている.
これらのいくつかは送信者認証が正しく行われていれば,低減できると考えられる.
しかし,メール送信者認証技術(DKIMやS/MIME)は中継サーバが件名や本文を修正
した場合(メーリングリスト等),受信側の検証が失敗してしまう.
そのため,中継サーバ(メーリングリスト等)が修正した情報を送信時の情報に戻
した上で検証を行うことができれば,正しく送信された場合の検証成功率は向上す
ると考えられる.
本研究では,受信した情報を送信時の情報に戻すための機能改善を行った.
さらに仮想環境上で実験を行い,その評価を示す.

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