2Y-2
通信リンクの使用状況を考慮したサイクルに基づく障害復旧方式のOpenFlowによる実現
○永山千博,長野純一,篠宮紀彦(創価大)
これまで,本研究では,多項式時間で算出可能なサイクル集合を用いて,
全ての単一リンク障害に対応可能な障害復旧方式を提案し,
OpenFlowを用いて障害復旧にかかる時間を評価してきた.
しかし,障害を復旧させることが可能なサイクルの選択方法は
リンク使用率を考慮しておらず,復旧後に輻輳を引き起こす可能性があった.
OpenFlowでは,物理ポートの送受信バイト数を把握する仕組みが存在する.
そこで,本稿ではサイクルの使用率という新たな指標を用いた
サイクルの選択手法を提案し,経路の切り替えによって引き起こされる
輻輳をどれだけ低減できるか評価する.

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