2X-8
ネットワーク符号化通信における近隣ノードの未受信シンボル推定に基づく再符号化手法
○大塚祐輔,山本泰資(名工大),廣友雅徳(佐賀大),福田洋治(愛知教育大),毛利公美(岐阜大),白石善明(神戸大)
無線アドホック通信を用いたコンテンツ配信では,パケットロス耐性とスループットの向上を目的にネットワーク符号化を用いることが考えられている.ネットワーク符号化通信では,復号処理に利用できないnon-innovativeな符号化データの受信を減らすことで,復号処理に利用できるinnovativeな符号化データを集めやすくなると考えられる.また,中間ノードが送信先のノードの受信シンボルの状況がわかれば,所持していないシンボルを含めるように符号化でき,innovativeな符号化データを受信させることができる.本稿では受信パケットの符号化ベクトルを利用し,近隣ノードの未受信シンボル状況を推定し再符号化する手法を提案する.シミュレーションにより,提案手法を適用することでinnovativeな符号化データを受信させられていることを確認している

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