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NTMobileにおける通信遅延最小化のための動的DC選択手法の提案
○上山雄輝,上醉尾一真,鈴木秀和(名城大),内藤克浩(三重大),渡邊 晃(名城大)
近年,スマートフォン等の携帯端末の普及により,
移動中でも通信を継続して行いたいという要求が高まっている.
筆者らは移動透過性を実現する技術としてNTMobile(Network Traversal with Mobility)を提案している.
NTMobileでは,DC(Direction Coordinator)と呼ぶ装置が,
NTMobileに対応した端末(以下NTM端末)間のトンネル構築の一端を担う.
NTM端末は通常,国内に設置されたDCを常に利用するため,
国外に移動した際にはDCとの通信時に発生する通信遅延が大きくなり,
トンネル構築のオーバヘッドが増加するという課題がある.
本稿では,NTM端末が国外に移動した場合のトンネル構築オーバヘッドを削減するために,
通信遅延が小さくなる最適なDCを選択する手法について提案する.

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