2W-2
NTMobileにおける通信経路冗長化を抑制するリレーサーバ選択手法の提案
○若杉 純,土井敏樹,鈴木秀和(名城大),内藤克浩(三重大),渡邊 晃(名城大)
スマートフォンなどの通信端末や無線通信技術の普及により,
通信を行いながら自由にネットワークを切り替えたいという要求が
強くなっている.接続するネットワークの状況に関わらず通信を
開始できる通信接続性と,ネットワークを切り替えても通信を
継続できる移動透過性を同時に実現する技術として,我々は
NTMobile(Network Traversal with Mobility)を提案している.
NTMobileでは端末どうしが直接通信を行うことが基本であるが,
特定の条件下ではリレーサーバ(RS)を経由した通信を行う.
またRSは任意の場所に複数台設置することができる.そのため
利用するRSを選択し,通信経路の冗長化を抑えることが求められる.
そこで,本稿ではNTMobileを実装した端末からRSまでのルータ経由数を
調査し,冗長化を最も抑制した通信経路を実現するRS選択手法を提案する.

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