2W-1
NTMobileにおけるRS-Nの二重化と状態管理手法の提案
○井貝友哉,土井敏樹,上醉尾一真,鈴木秀和(名城大),内藤克浩(三重大),渡邊 晃(名城大)
仮想IPアドレスとトンネル技術を利用し,スマートフォンで実現可能な
移動透過性技術として,NTMobile(Network Traversal with Mobility)
がある.NTMobile対応端末と一般端末との通信を中継する装置である
RS-N(Relay Server type NAT)は,ネットワークの規模に応じて分散設置する
ことが可能だが,RS-Nの障害対策や選択指標については検討されていなかった.
本稿では,VRRPを用いたRS-Nの二重化およびSNMPを用いた状態管理手法に
ついて提案する.SNMPによりリソース情報や負荷状況を取得することにより,
特定のRS-Nにセッションが集中することを防止し,負荷分散を図る.
また,VRRPによりRS-Nに障害が発生した場合は,即座にバックアップ機に
切り替わることにより,通信断絶時間を限りなく短くすることができる.

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