2V-9
複数台自転車による分散協調型の危険個所共有システムの提案
○山本 光,田端佑介,河内雄太,浅田翔平,金田重郎(同志社大)
近年,自転車の危険個所を検出しマッピングするハザードマップの研究が活発化している.著者らも人間には察知しにくい道路上の危険個所をセンシングしマッピングする研究を行っている.既存研究では1台のプローブ自転車を用いた手法を提案したが,本稿では複数台の自転車によるアドホックネットワークを用いた手法を提案する.提案手法ではフィールドワークによって得た6種類の危険個所を携帯端末で測定し,危険個所と判断した場合,地図にマッピングする.さらに,近くにいる自転車とBluetoothにより危険個所の共有を行う.共有の際,分散協調アルゴリズムにより誤検出の軽減ができ,既存手法よりも高精度に危険個所の判別が可能となった.

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