2T-8
優先搭乗券の発券枚数調整によるテーマパークの混雑緩和
○佃 勇平,須貝康雄(千葉大)
現在テーマパークでは優先搭乗券を配布することにより混雑緩和を行っている。先行研究では優先搭乗券の発券枚数については考慮されておらず,特定の条件を満たしていれば,何枚でも発券できていた。
本研究ではテーマパークをマルチエージェントシステムでモデル化し,シミュレーションを行い,来場者の評価値が大きくなる優先搭乗券の発券枚数,発券の仕方について検討する。優先搭乗券の発券の仕方によっては,優先搭乗券なしの設定より結果が悪くなってしまうこともある。しかし,優先搭乗券の使用できる時間帯,時間帯あたりに使用できる枚数を調整し配布することにより,対象アトラクションの待ち時間を大幅に削減でき,混雑緩和することができる。

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