2T-7
注視点計測を用いた画像から自己相似構造の抽出
○古戝友規,櫻井大督,吳 湘筠,高橋成雄(東大)
画像が自己相似構造をもつかどうかを判別することは,その画像を
模倣作成する際に画像に潜在する特徴を理解するうえで重要である.
一般的に明確に定義された自己相似構造を内在する画像を作成する
ことは容易であるが,対応する自己相似構造を画像から抽出するこ
とは,自己相似構造を明示的に判別するアルゴリズムがないことも
あり困難であった.本研究では,人が画像を注視する際に得られる
視線停留時間分布を介し,画像に内在する自己相似構造を抽出する
新たな手法を示す.提案手法では,画像に対する各注視点の占める
注視時間から自己相似構造の特徴であるとされる重い裾を持つ分布
を抽出することで,画像に自己相似構造が潜在することを示す.

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