2T-5
ヘッドマウント視線追尾装置における頭部動き補償キャリブレーションの開発
○堀江友祐,Prima Oky Dicky A.,伊藤久祥(岩手県大)
視線追尾システムには,非接触型とヘッドマウント型がある.後者は,移動中の利用者の視線追尾が可能なため,実環境での利用が多い.しかしながら,当該システムにおける視線追尾の精度を確保するために,キャリブレーション中に被験者の頭部を固定する必要があり,その負担が大きい.本研究では,キャリブレーション時の利用者の頭部動きの補償を行い,頭部を固定しなくても,キャリブレーションが行える手法を開発する.その結果,キャリブレーション時の頭部姿勢の変化はヘッドマウントの視野カメラが注視画面を捉えられる範囲内であれば,注視者と注視画面が約60 cm離れた場合,誤差角度を0.5度以内に確保できることが分かった.

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