2S-7
SSVEPを用いた障害者コミュニケーション支援システムの開発
○兵藤まりこ,千葉慎二(仙台高専)
ALS(Amyotrophic lateral sclerosis)患者はコミュニケーション障害に
ついて深刻な問題を抱えていることが多い.さらに末期患者になると
全身の筋肉が動作不能になるとされている.そこで本稿では
EEG(Electroencephalogram)を用いたコミュニケーション支援
BCI(Brain Computer Interface)システムを開発している.
古典的ALSは動眼神経が保存される傾向にあるとされていることから,
周期的な視覚刺激によって生じるSSVEP(Steady State Visually Evoked
Potentials)に注目した.本稿では2種類の刺激画像によるSSVEPを用いた
オートスキャン方式のBCIを開発し,実際に使用することで
その可用性について考察した.

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