2R-9
GAによる自動作曲手法の提案
○石川裕久,岸 義樹(茨城大)
 遺伝的アルゴリズム(GA)は、生物の進化から着想を得た確率的探索手法であって、その最大の特徴は強力な解探索能力にある。そのため、解空間構造が不明で決定的な優れた解法が発見されていない、もしくは全解探索が不可能と考えられるほど広大な解空間を持つ種々の問題に有効な手法とされている。
 本研究では、GAが示す強力な解探索能力を音楽分野における創造性への計算的アプローチとして利用し、音楽情報の遺伝子型コーディング方法、有効な遺伝的操作法、音楽理論に基づいた音楽表現の評価法などを提案する。そして、これらの手法をプログラムに実装して動作実験を行い、その機能・特徴を検証する。

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