2K-8
HTMを活用した投機的ヘルパースレッドによる高速化の検討
○松野 穣,大津金光,大川 猛,横田隆史(宇都宮大)
近年、マルチコアプロセッサの普及により並列計算機による並列処理が主となってきている。
並列処理を図る上では、マルチスレッド間の依存関係等がボトルネックとなり、
コア数に比例した速度向上の達成が困難な場合が存在する。
この問題に対して、必要な処理かどうか判明する前にスレッドが先んじて処理を進め、
問題があれば処理内容を破棄してやり直す投機的並列処理手法が有効的であり、
今現在これをサポートし得るハードウェア能力を有するプロセッサが普及しつつある。
そこで本研究では、最新のインテルのプロセッサが搭載するHTM
(ハードウェアトランザクショナルメモリ)を活用した、
投機的ヘルパースレッドによる高速化手法を検討する。

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