2K-1
リークモニタを用いた細粒度パワーゲーティングの実行時制御を行うLinuxプロセススケジューラ
○小柴篤史,坂本龍一(農工大),小坂 翼(芝浦工大),佐藤未来子(農工大),天野英晴(慶大),宇佐美公良(芝浦工大),近藤正章(電通大),中村 宏(東大),並木美太郎(農工大)
プロセッサの電力削減を目標に、細粒度パワーゲーティング(PG)技術を
搭載したプロセッサ「Geyser」の研究を行っている。今までの研究で、
Geyserの各演算ユニットのPG効果の指標であるBEP(Break Even Point)を用いて
適切なPGポリシを動的に適用するPG制御機構をLinuxスケジューラに実装し、
電力削減効果を得た。本研究では、このPG制御手法をCPU温度に依存して
変化するBEPの特性に対応するため、Geyser上に実装したリークモニタを使って
CPU温度の実行時予測を行う機能をPG制御機構に追加する。
実行時のCPU温度に適したBEPによるPG制御を行い、更なる電力削減を目指す。

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