情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

障害発生時において、コストや二次障害を抑えるために自律的に障害処理、回復を行うセルフヒーリング技術が提案されている。セルフヒーリングシステムでは検知と回復を連携して行うものである一方で、回復との連携については十分検討がなされていない。本研究ではシステムを監視し、異常となるプロセスを特定した際にはユーザーに報告すると同時に、そのプロセスを隔離するシステムを提案する。暴走している恐れのあるプロセスなどをコンテナに隔離し、コンテナに制限を加えることでシステムに無害な状態にし、それ以外のプロセスには影響を与えない。このような動作を自律的に行うセルフヒーリングシステムを設計、実装し、その評価を行う。