2J-3
SW/HW協調処理による船舶自動見張りシステムー船舶発見に用いる画像認識の高速化ー
○高橋良平,植竹大地,大川 猛,横田隆史,大津金光(宇都宮大),松本洋平(東京海洋大)
海上交通での衝突事故の主な要因は見張り不十分である.見張りの自動化ができれば安全性の向上が見込める.船舶に設置したカメラからの画像により周辺船舶の発見を行うには10fps程度での画像認識を行う必要がある.画像の大きさに不変な特徴量抽出は計算量が多いこと,特徴量抽出アルゴリズムは特徴記述の変更で性能が変わること,この点を踏まえてFPGA(書き換え可能なLSI)での並列処理により船舶認識を高速に行う.特徴量にはORBを用いる.ORBは特徴量がバイナリデータなので浮動小数演算器を用いる必要がなく,FPGAでの実装に向いていると判断した.ORB特徴量を用いてテンプレートマッチングを行うことで画像認識を行う.ORBは特徴点抽出から得られた点1つ1つに特徴記述を行う.この処理をFPGAに実装し並列処理することで,画像認識の高速化をする.

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