2H-2
高齢糖尿病患者の重症化を予防する在宅インスリン自己注射見守りシステムの提案
○亀田多江(創価女子短期大),市村 洋(M2M研究会),樋口雅宏(HIRO ICT研),平井愛山(千葉県立東金病院)
発表者はコミュニケーションロボットを用いた高齢者の見守りシステムを研究し、フィールド実験を重ねてきたが、高齢者の生活を支えるイノベーションに深化させるには至らず、見守り内容のターゲットを絞り込む必要を感じてきた。一方、近年、高齢糖尿病患者の増加に伴い、高齢の在宅インスリン療養患者が増えており、認知症などで自己注射が正しく行えていないことが原因で、重症化するケースが増えている。本発表では、在宅インスリン自己注射を確実に継続する支援を行うための「インスリン見守りシステム」を提案する。具体的には、“コミュニケーションロボットによる注射の誘導と支援を行う”と共に“注射器の格納容器にセンサーを付けて開閉・取出しをモニタリングする”システムである。提案システムを試作し、実際に高齢患者に導入し、提案システムの妥当性を確認する。

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