情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

生命科学研究において大規模なプロジェクト研究が進展するなか、大量の研究データを共有化し有効活用するためのデータリポジトリの開発が求められている。特に質量分析装置のデータに関しては、国際プロテオーム学会によるデータの標準化が進み、公開リポジトリの取り組みが始まっている。
東京都健康長寿医療センター研究所では、研究所内及び共同研究プロジェクト内におけるデータ共有、有効活用のために質量分析データ用リポジトリ及びデータビュワーをオープンソースで開発したので報告する。研究所内で利用している質量分析装置、AB SCIEX TOF/TOF 5800 システムとShimadzu AXIMA-CFRのデータを用いて動作確認を行った。