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聴覚障害学生のアクティブラーニング参加支援システムー口元画像による発話検出ー
○川辺弘之(金城大),瀬戸就一(金城大短大),下村有子(金城大),南保英孝(金沢大)
従来、聴覚障害学生の授業支援は板書による講義が前提のノートテイキングで行われてきた。しかし、近年、学生参加によるアクティブラーニングが流行となっているが、聴覚障害学生への授業支援はまだまだである。アクティブラーニングでは学生主体の授業形態ゆえに、複数の学生の発話があり、話者の特定が必要になる。
本研究は、聴覚障害学生(ろう学生)に限定したためにパノラマ画像から口元の画像を読唇できる画像に変換させ、話をしている口元と、そうではない口元(例えば、あくびをした口元など)との違いを明確にする。このシステムは、聴覚障害者学生がパノラマ画像内の話者の口元を見ることで話の内容を理解できるようになることを目指している。

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