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認知症の早期発見を目的としたライフログからの異常検出手法についての一検討
○松本章代,坂本泰伸,松澤 茂,武田敦志,櫻井 優,柏葉俊輔,柴田美夏(東北学院大)
我々は,認知症の早期発見を目的として,高齢者の起床・就寝時刻
や外出時刻などを記録するタブレット端末用アプリおよびデータ蓄
積サーバを開発した。このシステムによって長期的に収集されたロ
グから,認知症の初期症状を検知するための解析手法を提案する。
認知症が進行していくと起こりうる変化として,入力を忘れる回数
や外れ値の回数の増加などが推測される。そこで,ログ収集開始直
後の一定期間を「正常値」とみなし,直近の一定期間との入力傾向
(データの分散や入力忘れの頻度,外れ値の頻度,など)の差を比
較して違いを判定する。判定にあたり,曜日による生活リズムを加
味する工夫を施す。

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