2B-2
日本語言語技術教育を取り入れた形式手法教授法
○小林健一(豆蔵)
形式手法を技術者が開発現場にて使用するうえで一番の困難は、「自然言語の
表現を形式言語に翻訳する」作業である。

現在の主な形式手法研究では、自然言語にて表現された記述を形式言語に翻訳
するのは「記述者の責任」としている。大学の教育カリキュラムでも、数理論
理、各種形式手法の紹介が中心となっている。自然言語の側面からの教育は不
十分である。

本稿では、形式手法ツールAlloy Analyzerの入門者向け講座の開発成果を紹介
する。その結果、形式手法の教授法として、「言語技術教育」や「日本語文法
教育」の成果を組み合わせた教授法が有効であることを発見した。

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