2A-1
NoCルータにおけるバッファの2リンク共有の評価
○深瀬尚久,三浦康之,渡辺重佳(湘南工科大)
近年、チップ内の各コアの接続にネットワークを用いる、NoC(Network on Chip)の研究が盛んに行われている。NoCで使用されるルータには、フリットを一時的に格納するバッファが取り付けられており、大容量であるほど混雑に強くなる。そこで以前、我々は一つのバッファを全ての物理リンク間で共有することにより、バッファの利用効率を向上させる手法を提案し、評価した。提案手法は各種工夫によりハードウェアコストの増加を軽減しているが、実用的には十分とは言えなかった。
本発表では提案手法のコストを軽減する実装形態として、2つの物理リンクごとにバッファを共有する方法について通信性能とハードウェアコストを評価している。

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