情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

理学療法士が歩行リハビリを行う際に、体重移動の変化の特徴を得たいという要望がある。そこで本研究では健常者が歩行を開始する際の足底圧の状態の違いが、歩き始めに勢いにどのように影響するのか検討を行った。ここでは被験者に両踵の後ろと腰に加速・角速度センサ、足底部の拇指球・踵に圧力センサを装着した。そして圧力センサからは歩行開始時の足底圧の状態の変化を捉え、加速度センサから歩行の勢いを捉えた。これらの情報から得られたことを元に歩行開始時の足底圧が歩行の勢いへ対する影響について検討した。