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非透視投影による古地図の構図のモデリング
○佐藤史弥,吳 湘筠,有川正俊,高橋成雄(東大)
地理情報を表す3次元メッシュデータから投影図を生成する際,3次元形状を正確に表現することができる透視投影がよく用いられる.しかしながら,地理情報が膨大であると,透視投影図ではユーザにとって必要である情報が把握しづらい場合が多い.本研究では,近代日本の鳥瞰図技法を例にとり,非透視投影による古地図の構図のモデリング手法を示す.古地図では,描きたい対象を強調してわかりやすく表現するために,位置関係や遠近関係が頻繁にデフォルメされる.提案手法では,そのような古地図においてよく用いられるデフォルメによる構図を,異なる視点による複数の透視投影の組み合わせとして実現する.

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