情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

ARを用いた道案内の手段としては、マーカーやGPSを用いたAR表示システムやARナ
ビゲーションシステムなどが存在する.しかし、エレベータ内のように密閉され、かつ移動する空間内では、ユーザに外部の構造情報を提示するのは困難である.
そこで本研究では、建物内部の案内や関連情報提示を目的として、「エレベータの動きに連動した建物構造情報の3DCG表示システム」を提案し、その有効性について検証する。今回はその基礎検討として、実際のエレベータの加速度を検出して3DCGの視点を変化させ、身体感覚による加速度の体感値と3DCGを表示した場合の体感値の関連性を評価実験によって明らかにする．