情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

3DCADやCGが普及した現在、空間認識力は理系の学問において
重要な能力の一つであるがその訓練方法は確立されていない。
そこで本研究ではARとジェスチャ認識を利用した空間認識力訓練
システムを提案する。本システムはAR技術により表示した
立体図形モデルを指定箇所で切断出来る。また、手の動きで
インタラクティブに回転可能であり、多角的に形状や断面を観察する
ことで、空間認識力の向上に寄与すると期待される。本システムを
携帯端末と小型モーションコントローラ Leap Motionにより実装した。
また本手法の評価として利用者にMCT (Mental Cutting Test) を実施し
、空間認識力の訓練効果を測定する。