情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

近年、屋内外様々な場所でのMixed Reality(以下 MR)の利用が増えている。
それに伴い、これからは様々な環境変化のある場所で利用される可能性が考えられる。
その際には環境変化をうまくMR環境に取り込み、利用者に違和感なく提示する必要がある。
本研究はMR環境下において、環境変化が発生した際に
MRシステム利用者がその影響を自然であると感じられるようにするためには、
利用者をどのような状態にすればよいのかを明らかにすることを目的とする。
MR環境に対する風による環境変化に着目し、利用者に対して風を当てることで
風の影響を自然だと錯覚させることができると考え、
利用者と環境変化の位置関係と利用者に当てるべき風の関係を明らかにする。