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量子化幅の調整によるRing Oscillator PUFの性能評価
○田中佳吾,姜 玄浩,岩村惠市(東理大)
模倣半導体製品が問題視される中、物理的クローン不可関数(Physical Unclonable Function)による対策方法が近年特に注目を集めている。
しかし、この技術は温度や電圧などの実装環境に非常に敏感であり、その評価方法は重要な研究課題である。
本研究はRing Oscillator PUFの公開データベースを利用し、量子化幅を調節するなど様々な性能評価を示している。
例えば、データの値を2値化する際、従来の方法では一方が他方よりも大きい場合と小さい場合の2通りしか考えていない。
そこで、今回の論文ではより細かくデータを比較検討することにより、従来よりも精度が上がることを発見したので、その改善方法を示すことにする。
そして最後に、この改善方法の今後の応用についてまとめることにする。

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