情報処理学会 第76回全国大会講演要旨

写真を撮影し生活を記録する行為，またはその記録を写真ライフログという．写真ライフログでは大量の写真が蓄積され，選別に労力を要する．また，デジタルカメラ等での手動撮影，ウェアラブルカメラ等での自動撮影であるかによって区分できる．特に，後者では日常的な写真が多くなるため，普段とは違う非日常的写真や，その人にとって興味深い写真を索引付けしたい．一方，外界の刺激によって現れる事象関連脳電位の取得方法が確立してきている．本研究では、事象関連脳電位を用いて，撮影者にとって印象深い写真を索引付けする，写真選別手法を提案する．簡易な脳波計を利用してプロトタイプシステムを実装し，自動撮影による写真ライフログでの写真選別実験を行った．