1X-2
安定した配信を実現するためのALMツリー構築手法の検討
○池田敏明,平川 豊,大関和夫(芝浦工大)
 ALM(Application Layer Multicast)を用いたライブ配信では、エンドユーザ同士がリレー方式でデータを送受信するため、あるユーザが離脱した際、その下層に位置するユーザの通信が途絶するという問題がある。
 既存研究のROSTではこの問題を軽減するために、ユーザの滞在時間と接続帯域幅の積から求められる値をもとに、ノード交換を施す手法を提案している。しかし、実際の運用では滞在時間が長い傾向にあるユーザとそうでないユーザが混在している環境が考えられ、その多様性を考慮する必要がある。
 そこで本研究では、システム稼働中の統計情報をもとにユーザのランク分けを行い、それをもとにノード交換を施していく手法を提案し、その有効性を評価する。

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