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移動端末の無線LAN環境における周辺情報を利用した輻輳ウィンドウサイズ適応手法の評価
○飯尾明日香,小口正人(お茶の水女子大)
近年、自動車に搭載されたセンサは事故防止やドライバーの安全運転支援のため高精度化が進んでいる.
そのため,自動車は精密な周囲の環境情報を取得できる.
本研究では,自動車通信において,このような環境情報を無線通信の上位層であるTCP(Transmission Control Protocol)へ利用し,
リソースを有効に活用する通信制御手法を検討する.
通常,TCPにおいて,輻輳ウィンドウサイズ(cwnd)は
輻輳制御アルゴリズムによりエンドツーエンドで制御されているため,
必ずしも周囲の状況に適した通信を行っているとは言えない.
そこで本論文では,移動無線LAN環境の各端末が周囲の端末数や移動状態に応じたcwndを用いて通信を行うことで,
スループットおよび端末間の公平性の向上を目指す.

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