1W-1
可視光タグシステムによって検出した端末位置に基づくアクセスポイントのキャリアセンスレベル制御による無線LANスループット改善方法
○村上航大,伊藤達哉,石原 進(静岡大)
IEEE802.11無線LANではCSMA/CAにより,同一チャネルを使用した複数のアクセスポイント(AP),または端末によるフレームの同時送信を抑制し,衝突を回避する.しかし,宛先端末それぞれが高いSINRで所望波を受信できる場合,APが同時送信しても,各端末はフレームを正しく受信可能である.この場合,APのキャリアセンスレベルを高くすることで,APは同時送信可能になる.
本研究では,APを集約して制御する装置を用い,その付属のカメラによって端末が発した光を検出することで端末の位置を把握し,その位置を基にAPのキャリアセンスレベルを制御することで無線LANのスループットを向上させる方法を提案する.

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