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コンピュータ大貧民でのモンテカルロ法における相手手札推定率と勝率との関係
○平嶋遼馬,鈴木徹也(芝浦工大)
不完全情報ゲームであるコンピュータ大貧民において、モンテカル
ロ法を用いたプレイヤプログラムの相手手札推定率と勝率との関係
を調査した。実験はある一つのプレイヤのみが相手手札の情報を得
られる環境で行った。その対戦相手には、モンテカルロ法でのシミ
ュレーション回数を変えて、弱いプレイヤ、同程度のプレイヤ、強
いプレイヤを用意した。実験の結果、対戦相手の強さにかかわらず
、推定率が高くなると勝率が高くなることを確認した。さらに、モ
ンテカルロ法によって手を選ぶ際に用いるスコアの偏差値、平均、
分散を、推定率が高いプレイヤと低いプレイヤとで比較し、推定率
が高い時に勝率が高くなる理由についても考察した。

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