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判別分析に基づく認識空間を用いた身体動作認識
○加藤拓也,加藤昇平(名工大)
身体動作を入力とするインターフェースの普及に伴い,身体動作の認識が盛んに行われて
いる.その中で隠れマルコフモデル(HMM)は時系列なデータからの認識に置いて優れた
認識結果を示すため多くの研究で用いられている.しかし,HMMは複数の時系列データ
を認識する際,単相関を想定しているため,相関のある時系列データである身体動作では
正確な認識を行うのは困難である.そこで本稿ではフィッシャーの線形判別分析(FLDA)を
用いて,時系列データの相関を考慮しつつ認識を容易に行える認識空間の生成を行い,
認識空間内で動作の学習と認識を行う手法を提案する.身体動作認識実験を行った結果,
従来の認識手法と比べ高い認識率を確認し,提案手法の有効性が示された.

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