1S-5
GPGPUによる聴覚機能モデルの構築
○佐野和行,東本祥平,森勢将雅,小澤賢司(山梨大)
著者らの研究グループでは,聴覚BMI (Brain-Machine Interface)の実現に
向けて聴覚機能モデルを構築してきた.本聴覚機能モデルは,基底膜,
内有毛細胞,聴神経,蝸牛神経核腹側核,下丘,内側膝状体,そして,
一次聴覚野までの全7ブロックから構成されている.本聴覚機能モデルは,
入力音波形を多周波数チャネルに分解してブロックごとに処理しているため,
全体の処理時間が長大になるという問題が生じていた.そこで,
並列演算により高速な処理を可能にするGPU(Graphics Processing unit)を
用いて,高速な処理を実行する聴覚機能モデルを構築した.
従来までのCPUによる聴覚機能モデルと比較して,約90倍の高速化を
実現している.

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