1S-2
脳情報を用いた戦略的状況下における利他性と合理性の分析
○日下部友彦,森岡拓郎,下川哲矢(東理大)
この研究では、人の戦略的な意思決定を精緻化する。
具体的には、Game理論のフレームワークを用い、実験を行うことでデータを採集し、意思決定モデルを精緻化する。行動実験としては100人規模、脳情報の採集実験は20人分のデータを採集した。また、この実験をするために、脳情報(血中酸化ヘモグロビン濃度や脳波)や血圧といった生体情報をリアルタイムに処理するシステムを作成した。既存の研究では、人々が理論が想定するような合理的な意思決定を達成できない理由として、利他性の存在と合理性の制約が指摘されている。本研究では、どちらがどの程度、意思決定に影響を与えるのか、脳情報の観点から検証する。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について