1Q-4
低品質文字を用いた標準パタン辞書構築による手書き署名認識法
○鎌形周平,鈴木雅人,北越大輔(東京高専)
近年,自治体に市民の要望を直接伝える手段として署名活動が様々な地域で行われている。集めた署名を自治体で照合する作業は,すべて手作業で行われており一ヶ月以上かかる。スキャナーで取り込んだ署名をパソコンで自動認識・認識訂正を行うシステムがあれば効率的に作業が行えるが,手書き署名の認識は,筆記者の癖などの影響で認識精度が低い。本研究では,パタン辞書と筆記文字との特徴の違いに着目し,新たに手書き筆記文字を使用した標準パタン辞書を作成することで,個々の文字の認識精度を改善する。また,姓と住所それぞれに使用される文字のみを抽出した標準パタン辞書を作成し,誤認識候補自体を減らすことで,より高精度の手書き署名認識を実現する。

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