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自然言語テキストから効率よく注視語を抽出するための注視関数の提案
○齋木貴博,鈴木 寿(中大)
自然言語テキストから所望の意味役割を示す名詞すなわち注視語を
定量的に抽出するため,(1)格助詞が付随する名詞に関する,格文法
における表層格と深層格との統計的関係に基づく表層注視関数,およ
び,(2)意味素と深層格との統計的関係に基づく意味注視関数,の線形
和として注視関数を定義し,学習用テキストからパラメタを学習する
方式を提案する.注視関数を定義する線形和における表層注視関数の
荷重a(および意味注視関数の荷重1ーa)を意味役割ごとに学習した
方式と,すべての意味役割に関し同一のaを学習した方式とにおいて,
学習時とは異なるテキストを用いて注視関数の性能を評価したところ,
前者の方式にて良好な結果が得られた.

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