1L-9
実行時情報を活用による第一級継続のオーバーヘッド削減手法
○片桐国建,小宮常康(電通大)
既存のプログラミング言語の処理系において
第一級継続という言語機能を実現する手法として,
例外処理(try-catch)を付加するプログラム変換が知られている.
この手法では例外処理の追加コードによってオーバーヘッドが大きくなり,
実行速度の低下をまねく.
本研究では,実行時情報を活用して動的にtry-catch挿入を削減し,
オーバーヘッドを削減する手法を提案する.
例外処理コードの不足により継続の捕縛を失敗することがあるが,
その際はプログラムの実行時書き換えを行い
継続の捕縛をやり直すために再実行をする.
これにより,多くのtry-catchの削除が可能になり,
オーバーヘッドを削減することができる.

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