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仮想化環境における読込書込比率を考慮した動的VMメモリ割当
○坂本雅哉,山口実靖(工学院大)
近年,情報技術の普及により,サーバの消費電力の増加,設置スペースの肥大化が問題となっている.解決策の一つとして,仮想化技術を用いて複数のサーバOSを一台の物理計算機に集約する手法がある.
 仮想化ソフトウェアのXenには,動的にVMメモリ割当量を変更させる機能としてxenballoonがある.しかしxenballoonのメモリ割当量の算出方法は,プロセスの推定メモリ使用量のみを考慮し,ページキャッシュとして利用されるメモリを考慮していない.
 本研究では,Xenによって提供されるVMで,メモリ割当量,読込書込比率,キャッシュヒット率,I/O性能の関係性について調査を行い,読込書込比率,キャッシュヒット率を考慮したVMメモリ割り当て量の最適化の手法を提案する.

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